今年の目標」を振り返る
1月に立てた目標、全然忘てないです。なので、少し胸が痛いです。
●月に2冊は本を読む
フレデリック・フォーサイスの「アウトサイダー」、これでつまづきましたね。短いエッセーを、自分の生い立ちを交えながら時系列で語っているのですが、16か17才あたりで止まっています。かなり優秀だったらしく、この年齢の少年とは思えないぐらいアクティブで、飛行士の試験に合格したりしています。小説家になるくらいですから語学の才能もすばらしかったらしく、フランス語やスペイン語を現地に行って、すぐ覚えてしまったみたいです。
でも、私は飛行機を操縦するとか興味ないので、けっこうかったるいのです。
早く「ジャッカルの日」のあたりを読みたいのですが、私の悲しい性で、飛ばして読むことができなくてそのままにしてしまいました。でも、これを書いていたら、また読みたくなってきました。だってフォーサイスがカッコ良すぎるから(はぁと!)。「ジャッカルの日」の章を読みます。
替わりに村上春樹の短編集「神の子どもたちはみな踊る」を読み直したりしていました。この中に収められている「かえるくん、東京を救う」が大好きです。
これがどんなお話かと訊かれたら、「人間の言葉を話す、人間と同じぐらいの大きさのかえるがいて、新宿の信金に勤めている男に東京を救いたいから手伝ってくれとお願いする話なんだよ」と言うと思います。でも、これを聞いた相手は「はあぁぁぁ???」ってなると思います。
村上春樹のすごいところってこういうところですよね。お話は近未来の話でも、ファンタジーでもないのです。現実だと受け止めてしまいます。「そうか、仕事を終えてアパートに戻ってきたら、かえるくんがいたんだね」。納得。
この短編が好きすぎて、英語に翻訳された本まで買ってしまった私です。(未読)
例によって、今年の目標の話から、どんどん話がそれてしまいました。(つづく)