木の芽時のせい?

なんかすっきりしないなあ。おおげさかもしれないけれども、なんかつらい。以前、介護している頃、メンタルクリニックにちょっと通っていて、その時、先生に「なんかつらいって時ないですか?」と訊いたら「ありますよ」と速攻返事をされて、答えるの早すぎる!と思ったけれど、実際そういうことが先生でもあるってことなんでしょうね。

つらいと感じる理由はこれと言ってない、というわけでもないのですが、お金がないとかもうわかりきっていることなので、そういうことじゃなく、あれとかこれとかそれとか、取るに足らない小さなことが積み重なっているかんじです。まるでよくある離婚理由みたいですね。やっぱり木の芽時のせいなんですかね。

東京にいた頃は、強迫性障害の症状でクリニックに通っていたこともありました。若い頃からずっと、ガスの元栓が閉まっているかどうか何度も何度も見ていて、毎日会社に遅刻していました。当時は強迫性障害などという病気があるなんて知らないし、ネットがあるわけでもなかったので検索などということもできませんでした。

40代後半、週末に実家に帰って両親の様子を見たり、1週間分の買い物をしたりという週末介護を始めるようになってから、クリニックに通うようになりました。もう新幹線に乗るまでがたいへんでたいへんで、家を出る前に薬(デパス)を飲みまくるので、新幹線のなかでは爆睡してしまい、乗客が誰一人いない車内で車掌さんに起こされてびっくりした、というようなことを繰り返していました。

このような症状も加齢とともに穏やかになりました。今でも出かける時には自分なりの、いわゆる「儀式」をいろいろしないといけないのですが、それでもかなり楽になりました。やっぱり感受性が摩耗してきているということもあるのでしょうか。やれやれ。(by 春樹)

話が変わりますが、先日書いた、性格を形作る5つの因子があるという理論(ビッグ5)のなかのひとつに「誠実性」というのがありまして、その特徴のひとつとしてあげられているのが強迫性障害なのです。

他のメンタル系の病気はみな「神経症傾向」という因子にまとめられているのに、なぜか強迫性障害だけが誠実性の高い傾向にある特徴として分類されています。メンタル系の病気というのはたぶんほとんど、セロトニンという神経伝達物質が影響していると思うし、強迫性障害も当然セロトニンが関係しています。

私がなぜこのことにひっかかっているかというと、誠実性の傾向が強い人は真面目でコツコツやるタイプで、GRIT(やり抜く力)を持っているとされていますが、私はコツコツやるのは得意ではなく、やり抜く力、あんまりない気がするからです。なんだか「誠実性」のネガティブな面だけ持っているみたいじゃないですか。やれやれ、です。

 

いろいろ書いてみましたが、すこしもやが晴れたような気がしてきました。花粉症もだいぶ落ち着いてきました。お仕事に行ってきます!