なぜマンションを手放したか

それはいろいろ気をもむことが多くて、その割にお金は貯まらないと思ってしまったからです。

 

ローン返済が終わって1年弱。約50平方メートルの部屋を込み込みで85,000円で貸していました。そこから管理会社に払うお金と、共益費を払うと5万円ほどが私の手元に残ります。年間で60万。そこから固定資産税が年間4万円かかります。

 

といっても入居者がずっと変わらずにいてくれるわけでもなく、退去の度に空白の期間が生まれます。さらに、新しい入居者のために室内のクリーニングをしたり、ちょっとした修繕費などもかかります。そしてそういうことすべてに管理会社とのいろいろなやりとりがあり、それらすべてが面倒になってしまいました。

 

賃料の金額はいろいろあって最終的に決めた数字ですが、売却した不動産会社によればもっと高くてもよかったのに、と言われました。と言いますのは立地がよかったからです。山手線の駅と地下鉄の駅の2駅に、歩いて5、6分で行けるからです。そうだったかもしれないと、今になって思います。

 

前回のブログでも書いたようにこのマンションは借地権付きのものだったので、約10年後にくる期限の際にはどのような状態になるのかもわからないし、というのも理由のひとつです。

 

自分の年齢を考えると、できるだけ身軽にしておきたいというのもありました。もしこれが子供がいるお宅なら、すべてをお子さんにまかせて好きなようにして、と言えるのでしょうけれど、親しい身内などがいない状況だと、できるだけ私が死んだ時に面倒がないようにしておくのがよいと思っています。